スタッフの教育にも熱心で、日本語もOK。香港式の指圧やタイ式など、いろいろ選べ、シャワー室なども完備のマッサージ店!
こんにちは~ベトナムナビです!今日はホーチミンでも有名なマッサージのお店、「ゴックアン」にやってきました。「ゴックアン」というお店の名前、発音だけだと「極楽、安心」を縮めたのかな、と思っていたら、実はオーナーさんのお名前とのこと(^_^;)。優雅なお姿で現れたゴックアンさん。ドレスアップしたその様子は実業家のムードをたたえています。そのワリには「タマエでーす」なんて気さくに日本語で挨拶され、ナビもホッ。
会社の名前にも「TAMA」とあります。カワイイですね。というのもタマエさん、ご主人が日本人。ベトナム歴が10年以上の山田さんに、お店のヒストリーをうかがうことにしました。
「ゴックアン」の1号店がオープンしたのは1996年のこと。「家内と知り合ったのはマッサージ店で。そのうちに自分のお店を出したい、という話になり、サポートすることにしたんです」
最初は客足もポツリポツリ、という感じだったのですが、タマエさん、持前のファイトで無料サービスチケットなどを使うなど、あちこちにセールスをしていくうちに、だんだんとお店も軌道にのっていったそう。
マッサージ店のイメージを変えたかった!
「90年代はマッサージといえば風俗店というイメージが強かったが、その概念を家内は変えたかった。それだけ「まとも」な店が少なかったわけで、おざなりなマッサージしかしない店でない、本格的なボディケアのできる店を作りたかった」と山田さん。そんなお店のしっかりとした理念もあり、評判もだんだん高くなっていったそう。
1号店は日本人のやや不便な3区のカクマンタンタム通りにあったので、常連客も増えてくると「1区にもお店を」というリクエストが多くなり、こちらのお店をオープン。その評判はあのマジェスティックホテルまで及び、3店舗目でついにホテル内に進出。さらに2号店の近くにSPA専門館をオープンと、各店それぞれが特色のあるお店となっています。
クオリティの維持にもっともケア!
お店も増え、マッサージ師の人数が多くなると、ちょっと気になるのがテクニックのバラつき。でも「家内がかつてのプリンスホテルで習った日本の指圧技術と香港式、それからタイ式を組み合わせた独自のマッサージテクニックを教えるために定期的に講習会を開いていますし、今では有能なインストラクターがいて新人教育には力を入れています」とのこと。現在全店で60名以上のマッサージ師がいて、オリジナルの証書も発行、個々のキャリアの差によって3段階の星ランクに分けています。またホーチミン市のマッサージ認定証も得ています。
またホーチミンに近いビンロン省に講習センターを作り、ホーチミンよりも貧しい地区でマッサージ師の育成をしているそう。ゆくゆくはマッサージ専門校にして、日本でもおなじみの「浪越学園」のような組織にしたい、そんな夢に向かっています。さすが上昇志向の強いゴックアンさん。そんじょそこらのマッサージ店とはビジョンがちがいます。
お店は広くて、シャワールームつき!
今回ナビが訪問した2号店はとても広く、1階が更衣室とシャワー室(男性のみジャグジーつき)、2~4Fまでがマッサージ室、ととても広い空間です。
マッサージ師も数十人の単位で常駐。足裏ルーム、ベッド式、マット式と客の好みで選べるようになっています。また足裏は腕の力が強い男性、全身は動きのしなやかな女性、というふうに分かれているそう。男性のマッサージがよければ指定もできます(出張マッサージの場合は安全のため男性が向かうことになっているそうです)。
こんな感じで、浴衣に着替えてマッサージ開始。
|
|
足裏マッサージルームはこんなウッディなリクライニングチェアを使用。座り心地がとてもいいです。
|
マッサージの定番はこちらの施術室。仕切りも付いているので、とっても開放的な空間になっています。
ナビもちょっとだけ「ゴックアン式」、体験してみました。香港式の指圧とタイマッサージはお好みで選べますが、通常の全身マッサージではアジアンスタイル、タイ式、香港式をミックスした「ゴックアン式」オリジナル。確かに手順などはオリジナルさを実感。タイ式とも香港式とも違んです。まさに「ゴックアン式」。なかなか文章で表現しにくいですが、ちゃんとツボを押さえている、という感じで、テクニックも熟練したものが感じられました。
短い間でしたが腕の良さ、確かに感じられました!体の調子がすぐれない時はまたごやっかいになろうかなあ。すっかり疲れがとれたベトナムナビでした。