料理の種類は300種!空飛ぶおこげご飯のパフォーマンスが楽しい人気店。伝統家屋風のインテリアもおシャレです。
こんにちは!ベトナムナビです。今回は「おこげご飯」で名をとどろかせているレストラン「コムニュウ」の魅力に迫ります!「コムニュウ」とはベトナム語で「土鍋で炊いたご飯」のこと。そういえば、お店の外には陶器を焼くような窯がありましたが、そちらでご飯を炊いているようです。
お店のある場所はホーチミンの繁華街から離れてほどない、緑あふれるHo Xuan Huong 通り。「コムニュウ」の路地を入ると、大きな樹木の奥の方にトラディショナルな建物に迎えてくれます。店内はランタンの灯りで灯されてあたたかみがあり、おしゃれな絵も飾られています。
初めての方はまずは2階へ上がってみてください。2階はオープンエアのスペースになっていて、あちこちに鳥カゴがつり下がり、小鳥たちがさえずり競争をしていて、とてもにぎやか。夜風の通るディナータイムはここで過ごしても素敵ですが、もし暑かったら1階や奥の個室はクーラーが効いています。席はお好みで選べます。
こちらでは土鍋を割り、おこげご飯を空中に投げるパフォーマンスが観光客の旅の楽しい思い出になっています。ナビもさっそく注文して、実演してもらうことにしました!
土鍋で炊いたおこげご飯(Cơm Đập)
このパフォーマンス、常連客相手だとただポットの中からご飯をおこげご飯を取出すだけ、ということもあります。だからパフォーマンスが見たい方は、おこげご飯が来たらすかさず「パフォーマンス!」と催促しましょう。するとスタッフがいきなり「カッシャーン!」箸で土鍋を割ります。そして向かいに空の皿を持って構えたスタッフにポーンとおこげをトス!スタッフは余裕しゃくしゃくでキャッチ。あっという間なので、カメラを持つ手も震えてしまうほど!
それからカチカチのおこげご飯はスタッフが切り分けて、調味料などを全部入れてくれます。竹のへらを使って、実に手際よいです。
最後はこのようになります。たっぷりとふってあるゴマと、ネギベースのうす味のタレが食欲をそそります。
毎日たくさんの店内には割れた陶器の山。
おすすめメニュー
席に座ってメニューを開いてみたナビ・・・うわー、メニューの数の多いこと!焼き物・蒸し物・揚げ物など海鮮料理をメインに、その数300種類!ベトナム各地の料理を用意しているそうで、まさにベトナムのお惣菜が勢ぞろい。ナビもあらかじめベトナム料理に詳しいお友達におすすめメニューを書きだしてもらい、それにチャレンジしてみることに!
揚げ豆腐の塩レモングラスのせ Dau hu chien muoi sa とても食べやすい一品。薬味としてショウガのみじん切りをカラリと揚げたものがたっぷりのっているのですが、それがお豆腐にちょうどあう、いいお味でした!
アジの唐辛子煮 Ca nuc kho ot まさに「お惣菜風」。このアジの身の光り輝いている姿、鮮度も高そう!唐辛子で煮られていますが、それほど辛くはありませんでした。
クレソンとエビミンチのスープ Canh xa lach soong tom bam
たっぷりクレソンの苦みがけっこう強く利いていますが、けっこうイケます。地元の人たちは、これをご飯の上にのせちゃってお粥風にして食べるのだそう。
花ニラとエビの炒めもの Bong he xao tom穂先にツボミをつけた摘み取ったばかりの花ニラの炒め物を下敷きに、大きなエビがトッピングされてます。
エビ入り紫イモのスープ Canh khoai mo tom bam ナビがいちばん感動したのがこちらの料理。見た目はなんてことなくて単なる「トロトロの芋スープ」なのですが、シソの味をきかせていてエビミンチが入り、しかもトロリと口当たりもよい。豚ミンチ入り(Canh khoai mo thit bam)もあって、こちらもおいしそう!
シーフードメニューが豊富!
メニューをざっと見るかぎり、エビ、カニ、魚類などシーフードがメインのラインナップを飾っています。一般的に現地のベトナム人客が注文するのは醤油で煮込んだものや、塩辛いご飯のおかずになる料理が中心のようですが、日本人には「エビとハルサメ入りサラダ」「生春巻き」などさっぱりした料理が合う感じ。現地の人はお茶わんにスープを入れ、お粥風にして食べるのが普通のようなので、「郷に入って」ナビも真似しちゃいましょう!
だいたい1人の予算は約12万~15万ドン。会食するにはぴったりの空間ですので是非ご利用を。以上、ベトナムナビがお伝えしました!