コンサーパリス通り周辺

Cong Xa Paris

閉店・移転、情報の修正などの報告

西洋の町並みの中で生活するベトナム人と観光に明け暮れる外国人が入り混じる。観光の要所として必ず押さえておこう


こんにちは、ベトナムナビです。ホーチミンは約100年もの間、フランスの統治下に置かれていました。その間にはたくさんのフランス文化が入ってきて、その一部は現在もベトナム人の生活に根付いています。今回は、視覚でフランス文化を楽しんでいただける「コンサーパリス通り周辺界隈」をご紹介したいと思います。フランス文化とベトナム人の生活の様子もお見逃しなく!

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コンサーパリス通りはドンコイ通りを雑貨街とは反対方向に進んだ先にあります。市民劇場から徒歩3分程度で、サイゴン大教会前の聖母マリア像が姿を現します。

聖母マリア教会


ドンコイ通りを進んだ先にまず見えるのが聖母マリア教会。ネオ・ゴシック様式は当時フランスで流行っていた建築様式の象徴であり最高峰。赤レンガは特別な保存料を縫っていないにも関わらず、現在でも色褪せや風化が少なく現状を保っています。また、レンガからステンドグラスにいたるまですべてフランスからの輸入というのも圧巻。現在では格式の高いバジリカとして認定されていて、ミサの時間には多くのカトリック教徒が集まり、その様子は観光客も楽しむことができます。
普段は人気がなく、観光客しかいない

普段は人気がなく、観光客しかいない

観光客が立ち入ることができるのはここまで

観光客が立ち入ることができるのはここまで

ミサの時間

ミサの時間

神々しいステンドグラス

神々しいステンドグラス

中央郵便局


聖母マリア教会の右隣にあるのは中央郵便局。こちらもフランス統治時代に建てられた電信施設。現在では住民の貴重な郵便局です。小さな支店では国際便の手配ができないので、外国にいる知人や家族に手紙や荷物を送るときは、みなさんここで手続きをします。内部は奥行きのあるアーチ状となっていて、革命家ホーチミン氏の肖像画が見えます。左右はお土産コーナーと電話ボックス。その上には当時の通信網を描いた地図があります。フランス領インドシナ時代ベトナムやカンボジアに住むフランス人と、母国との連絡手段として、ここは貴重な施設だったようです。
フロアは奥行きがある

フロアは奥行きがある

お土産コーナー

お土産コーナー

古き佇まいの電話ボックス

古き佇まいの電話ボックス

手紙を出すのも

手紙を出すのも

4月30日公園


教会左手に広がる芝生の公園は4月30日公園。4月30日はベトナム戦争が終結した日です。近くには大学がいくつかあることから、日中には多くの学生たちでにぎわっています。屋台も出ていますので、観光客も楽しむことができます。ベトナム人は何よりも団体行動が大好き。みんなで輪になって会話に花を咲かせている日常の光景は、ほっこりと温かいです。
道端に座り込んで話に花を咲かせます

道端に座り込んで話に花を咲かせます

バイクの通りも多め

バイクの通りも多め

緑豊かな芝生です

緑豊かな芝生です

ベトナムらしさと西洋の町が調和

ベトナムらしさと西洋の町が調和

ダイヤモンドプラザ


ダイヤモンドプラザは韓国資本の大型ショッピングセンターです。一階はブランド化粧品が並び、上階以降はカジュアルブランドやファストファッションがテナントで入っています。日用雑貨エリア、ミニスーパー、フードコートといった旅行者でも気軽に足を運べるスポットもあるほか、別館にはゲームセンター、ボーリング、映画館も併設。ベトナム人の若者は半日ほどここで時間を費やします。
清潔なフロア

清潔なフロア

フードコートは毎日このありさま

フードコートは毎日このありさま

ゲームセンター

ゲームセンター

映画館で最新作を先取りも

映画館で最新作を先取りも

ブックストリート


中央郵便局横の通りは新たにオープンしたブックストリート。約20の書店が軒を並べていて、オープンカフェスペースも併設しています。こちらはベトナム人に大好評。地元の新聞でも取り上げられました。よくよくみると、日本の漫画や小説の翻訳本もあります。ベトナム人がどのような本を好んで読んでいるのか、またどのようなジャンルが人気なのかを調べてみるのもおもしろいかもしれません。また、洋書を扱う店もたくさんありますので、英語ができる方はここで調達するのもいいでしょう。
書店が20並ぶ

書店が20並ぶ

百数十メートルの短い通り

百数十メートルの短い通り

カフェスペースも

カフェスペースも

読書に耽る午後もいいかも

読書に耽る午後もいいかも

夜のコンサーパリス通り


夜のコンサーパリスも素敵な散歩スポットです。聖母マリア教会はライトアップされていないので、夜の空に背高く伸びる尖塔は少し威圧感があります。その一方、中央郵便局は御覧のようにライトアップ。マリア像周辺の芝生では現地人の若者や子供連れのファミリーでにぎわい、それに釣られて屋台もちらほらと。バイクに乗って背中に腕を回すカップルはなんだか温かな雰囲気です。ベトナム人の夜の顔を見たい人は、こちらに足を運んでみてください。
マリア教会が背後に建つ

マリア教会が背後に建つ

静まり返るのはもう少し夜が深まってから

静まり返るのはもう少し夜が深まってから

カップルの前を小さな子供が駆け回る。そんなほのぼのとした光景

カップルの前を小さな子供が駆け回る。そんなほのぼのとした光景

マリア像を囲むように人が集まってきます

マリア像を囲むように人が集まってきます

ブライダルフォト


教会や中央郵便局前には、決まってウェディングドレスとタキシードに身を包んだ新郎新婦の姿を見かけます。このエリアはベトナム人にとってもお洒落通り。ブライダルフォトの撮影場所として人気があります。ほとんど毎日のように見ることができるので、彼らを見つけたら「コングラッチュレーション!」と声をかけてみてください。

いかがでしたか。朝から夜まで楽しめるコンサーパリス通り。観光の要所として、フランスを感じる建物群、ベトナム人の生活の空気など、ベトナム情緒をたっぷりと感じることができるエリアをご紹介しました。以上、ベトナムナビでした!
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記事登録日:2016-09-26

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2016-09-26

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