ベトナム旅行で一度は行きたい10個の観光名所を紹介。
こんにちは、ベトナムナビです。海外旅行が決まったら、まず最初にやるのが現地の情報収集。おすすめレストラン、観光名所などなど調べるのも旅行の楽しみの一つですね。そこで、多くの旅行者がお世話になっているのが、トリップアドバイザー。今回は、そのトリップアドバイザーが発表した「ベトナムのランドマーク10」をご紹介したいと思います。まだ旅先がベトナムというだけで、具体的なエリアが決まっていない方は、これを参考にして決めてみるのもいいかもしれません。
1位:クチトンネル(ホーチミン)
1位は南部ホーチミンの観光名所「クチトンネル」。ホーチミン郊外のクチ県にある地下トンネル。かつてベトナム戦争のときはゲリラ戦が展開されて米軍とベトコンとの激しい死闘が繰り広げられました。現在では子供も楽しめるテーマパークのようになっていて、トンネル内部も探索することができます。ツアーで行くのが基本なので、当時どのような戦いがここであったのかをガイドが具体的に説明をしてくれることでしょう。
敷地内にはトンネルだけではなく、実際の戦車やベトコンが作ったブービートラップが展示されています。模型で当時ベトコンがどのように米軍に対抗していたのかも分かりやすく説明されています。また、ライフルの射撃場もあり、大人なら誰もがここで試射することができます。ちなみに、入場口傍にはビデオによるベトナム戦争とクチトンネルの概要を知ることができ、日本語による吹替もあるので必ずこちらも見ておきましょう。
2位:中央郵便局(ホーチミン)
2位はホーチミンの中心に建つ中央郵便局。フランス統治時代に造られ、モデルはオルセーの駅舎をイメージしています。建物の設計はエッフェル塔で有名のギュスターヴ・エッフェル。現在では観光客の名所にもなっているほか、市民の重要な郵便局本店として通信施設の役割を担っています。内部にはお土産売り場がたくさんありますので、ここで見ておくのもいいでしょう。また、通常の郵便局としても利用することができるので、ここで絵ハガキや郵便物を日本宛に送ることもできます。
お土産雑貨がたくさん
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是非時間をかけて吟味して
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市民の生活の一コマも
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最奥にはホーチミン氏の肖像画が
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3位:阮朝王宮(フエ)
ベトナムの中北部のフエは、ダナンから車で3時間ほど北に行ったところにある静かな町です。フエは1802年から1945年まで阮朝皇帝が勢力を築いていた地域。阮朝王宮をはじめ、フエ市街地各地に散らばる国王が作った建築物は世界遺産に登録されています。3位にランクインしたのは、その中でも歴代国王が居城していた阮朝王宮です。現在はベトナム戦争で多大な被害を被ったため、芝生が広がる大地となっていますが、現在も進行形で修繕作業が進められています。王宮周辺は美術館や博物館、フラッグタワーなど見どころはたくさんあります。
阮朝王宮。数多くの観光客が訪れます
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フラッグタワー
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お土産売り場もあります
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一部残っている王宮の跡を追いかけることができます
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4位:文廟(ハノイ)
4位は北部ハノイの観光名所がランクイン。文廟は国内発の大学があった場所で、またアジアで最後に科挙を廃止した場所でもあります。文廟は孔子廟とも呼ばれていて、大学の跡地である現在でも学業の神である孔子が祀られている場所として学生が足しげく訪れています。見どころは孔子の像やかつて科挙に合格した受験生の名が刻まれた石碑など。合格祈願なども売店で売られているので、日本でいう天満宮のような役割も担っているようです。
石畳はバッチャン焼きのようです
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観光客よりも現地人の方が多い様子
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科挙の合格者の石碑
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孔子像
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5位:ホーチミン廟(ハノイ)
ハノイは政府のおひざ元。ホーチミンとは少し雰囲気が異なるようです。そのハノイの中でも最も重要といってもいい場所が、ここホーチミン廟です。ホーチミン氏の遺体が眠る場所で、周辺は衛兵により非常に厳重に警備されています。ホーチミン廟のある政府敷地内にはホーチミン博物館、ホーチミンハウスとホーチミン氏ゆかりの施設があります。革命家ホーチミン氏はフランスから独立をした立役者として知られていて、現在のベトナム政府の思想でもあります。ここに来る前には、多少なりともホーチミン氏の歴史を知っておくと、より楽しめるかと思います。
こちらはホーチミン氏の自宅を再現したもの。ホーチミン氏は生涯質素な生活をしていたとされています。政治思想はマルクスレーニン主義を取り入れ、ベトナム社会主義の礎となっています。ちなみにホーチミン氏はベトナム戦争中に亡くなっていますが、戦争終了後は統一した南ベトナムをサイゴン改めホーチミンとして現在も名が語り継がれています。ベトナムではホーチミン氏の悪口を公で行うことはできませんので、ご注意ください。
早朝は遺体の見学もできます
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常に衛兵が立っています
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ホーチミン博物館
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ホーチミンの家のモデルルーム
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6位:ホアロー収容所(ハノイ)
アメリカのCNNにて、東南アジアで最も怖い観光スポットとして紹介されたホアロー収容所。フランス統治時代に作られたもので、ベトナム人の囚人をここに収容していました。博物館であるものの、その異様な雰囲気を感じとることができるでしょう。館内には当時囚人が使っていた食器や囚人服、脱走したトンネルなども展示されています。場所はホアンキエム湖の南部で、近場には女性博物館や市民劇場もあるので、併せて巡るといいでしょう。
脱走を図ったトンネル
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囚人は24時間足かせで繋がれています
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当時の貴重な展示物
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出入口は固く施錠されています
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7位:統一会堂(ホーチミン)
ホーチミンの中心に建つ統一会堂は、ベトナム戦争以前は南ベトナムの大統領官邸でした。1975年4月30日に北ベトナム軍の戦車が官邸に突入。ベトナム戦争の事実上の終焉であり、南ベトナムという一つの国が終わりを告げた瞬間でした。翌年、同官邸は統一会堂に改称。現在は観光名所でもありますし、国際会議でも利用されています。内部は現在も使われている会議室や、当時大統領やその夫人の趣味であった映画館、図書館、庭園などを見学することができます。
この戦車(レプリカ)がフェンスを破って突入しました
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夫人が愛した庭園
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暗号解読室
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屋上にあるヘリポート
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8位:リンウン寺(ダナン)
全長67メートルの観世音菩薩像はベトナム最大。現在はパワー&デートスポットでもあり、そこから眺められる景色は絶景。格式が高く現在でも多くの仏教徒が参拝に訪れます。露出の高い服装での入場はNG。ノースリーブ、タンクトップ、ミニスカ、短パンは入場を断られる可能性があるので注意しましょう。
9位:サイゴン大教会(ホーチミン)
別名聖母マリア教会。格式高いネオゴシック建築が印象のカトリック教会です。ドンコイ通りを逆方向に進んだ先に聳える2つの尖塔が目印。内部は厳かな空気が漂い、美しいステンドグラスや壁面のレンガはマルセイユから輸入されたものを使っています。同ランキングにもある中央郵便局と統一会堂も徒歩圏内なので、併せて見学するといいでしょう。
外観
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内観
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カトリック教徒はホーチミンに多い
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美しいステンドグラス
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10位:日本橋(ホイアン)
来遠橋と呼ばれている日本橋は、ベトナムの2万ドン紙幣にも描かれている名所。世界遺産都市ホイアンの町の中心にあり、かつて日本橋を中心に日本人町も栄えていたと言われています。また、夜には日本橋周辺で灯篭流しのイベントが開催され、誰でも体験することができます。日本橋内部はそれほど見どころはありませんが、出入口に置かれている戌と猿の像は、戌年に始まり猿年に建築が終わったことを意味しています。
日本橋外観
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内部
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夜の日本橋は非常に美しいです
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灯篭流しはマストで体験を
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いかがでしたか。トリップアドバイザーお墨付きのベトナム10の観光名所をご紹介しました。どれも人気の観光地なので、行くのは簡単。是非一つでも多くの名所を巡ってみてください。以上、ベトナムナビがお届けしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2017-10-13