ツアーで行くならココ！ビギナー向け一押しエリアを紹介

こんにちは、ベトナムナビです。近年人気急上昇中の東南アジアのベトナム。初めての海外旅行先に選ぶ人も少なくありません。初海外の場合、多くの旅行者はツアーを有効に利用するのが効率的かつ高い満足度で観光を楽しむコツとなります。しかし、ベトナムのどこでもツアーがおすすめというわけではなく、ツアーで行くと返って自由が利かなくなり、不便なエリアもあります。そこで、今回はツアーで行く一押しのエリアをご紹介します。是非旅の参考にしていってください。

１、ホーチミン郊外

まずご紹介するのは、ホーチミンの郊外ツアー。ベトナムは他の東南アジアのように電車が普及しているわけではないので、隣町に行くにも地元の移動インフラが使えない旅行者は大変不便します。しかし、ホーチミン郊外には旅行者向けの観光エリアがいくつかあります。代表的なエリアは「クチトンネルのあるクチ」、「カオダイ教総本山のあるタイニン省」、「マングローブ林やモンキーアイランドがあるカンザー」の3つ。これらはホーチミン市の傍にあるものの、自力で行くのはちょっと困難です。特に海外旅行やベトナムに初めて来る人であれば、まず100%の旅行者がツアーを利用することになるでしょう。

ツアーの場合は目的のスポットを巡る道中、旅行会社ならではのスポットに立ち寄ることもあります。例えば陶磁器を作る工房であったり、名物を食べられる大規模食堂であったりです。まだ観光インフラが整っていないベトナムでは、他の国のように、ちょっと手がでないような高い免税店はありませんので、どれもローカル度満載の民芸品をお土産に購入することができます。

上記のエリアは郊外といっても、ホーチミンから車で2時間圏内のところにあります。ホーチミン市内では見上げるほど高い高層ビルや近代的なショッピングセンターがありましたが、車で1時間も走れば、目の前には南国らしい素朴な風景が広がっています。バス車内でツアー参加者と意気投合するのもいいですし、ユニークなツアーガイドと仲良くなるのもいいでしょう。

ホーチミン発のツアー参加者の特徴は、一人旅の方が多いこと。出張で時間が空いた方や、個人旅行で来たけれど、どこへ行けばいいか分からないのでツアーに参加した方などが多く見受けられます。また、小さなお子様連れのファミリー層にもホーチミンは人気があります。市内に閉じこもっていては子供が楽しめないので、郊外のアウトドアツアーに参加する人が多いようです。おいしいレストランやスパなどの情報交換もしてみるのもいいかもしれませんね。

カンザーのマングローブ林		カンザーのモンキーアイランド
カオダイ教総本山		不思議なシンボルです
クチトンネルにて		ベトナム戦争の激戦区でした

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２、メコンデルタ地方

ホーチミン旅行者の多くが訪れるのがメコンデルタ地方。ツアーでお馴染みのジャングルクルーズはメコン川の下流を手漕ぎボートで下るアクティビティ。ツアー参加者限定で楽しむことができます。場所はメコンデルタ地方の玄関口であるミトーやベンチェーという町で開催されることが多く、ホーチミンからはバスで約90分程度で行くことができます。しかし、それ以外にも人気のエリアが「カイベー」と「カントー」です。

カイベーは日帰りで行ける唯一の水上市場がある町。かつて富豪たちが買い占めたヴィラの見学もツアーに含まれていることが多々。また、さらに奥地に行くと中央都市「カントー」へ行くことができます。南部最大の水上市場が開催される場所であり、観光客も多いため大型観光船で見学することができます。ただしカントーは一泊二日のツアー参加が必須となるため、扱っている旅行会社はそれほど多くはありません。もし行きたいのであれば、カスタムメイドでツアーを組むといいでしょう。また、ファングーラオエリアのツアーデスクは旅慣れたバックパッカーが多いので、カントー行きのツアー催行会社もいくつかあります。

自然に寄り添った光景が印象		素朴な町並み
カイベーの青空市場		カントーの水上市場
ココナッツキャンデー工房		大きなニシキヘビを首に巻くイベントも

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３、ホイアン歴史保護地区

続いては世界遺産ホイアン。中部の都市ダナンから車で行くことになり、ダナン発ホイアン＆ミーソン遺跡行きのツアーが日本人旅行者に人気です。ダナンは近年ビーチリゾートとして発展しましたが、2日3日と楽しめるようなところではありませんので、多くの旅行者はホイアンやフエなど世界遺産都市を回るツアーに参加しているようです。

ホイアンの市内散策は個人でも十分可能ですが、対岸に渡ったところにある木彫りの村や陶磁器の村などへは、ツアーに参加して行くのがおすすめです。また、また、夜のホイアンは幻想的で美しい町へと変わりますので、ホイアン周辺のホテルで一泊するのもいいでしょう。

日本橋		夜のホイアン
ノスタルジーな町並みです		露天商も多くあります
雑貨店も		日本人も多く訪れます

ホイアン世界遺産の古き良き街並みを散策しよう。寺院や博物館、土産物屋に夜の屋台と飽きることがありません Googleマップで見る

ホイアンから車で60分程度のところにあるのが世界遺産ミーソン遺跡です。個人で行くにはバスを乗り継がなければならないので、基本はツアー参加が必須となります。ダナン発のツアーに参加する場合は、ダナン→ミーソン遺跡→ホイアン→ダナンというルートとなります。また、ホイアンで一泊して、翌朝空港へ行く方向けに、ホイアン市内のツアーデスクでは空港行きのオプショナルツアーを用意しています（車による送迎のみ）。

チャンパ王国はヒンズー教でした

チャンパ王国の遺産で世界遺産登録されているのはミーソン遺跡のみ

ミーソン遺跡ベトナム中部に位置するミーソン。かつて栄えたチャンパ王国の誇る聖域に足を踏み入れてみよう。世界遺産に指定されたミーソン遺跡。 Googleマップで見る

４、フエの新旧市街地

フエはダナンから3時間ほど北上したところにある古き都。フエの旧市街と新市街に点在している廟は、歴代阮朝皇帝が作ったもの。その建築物を見て回るには半日から一日程度かかります。個人で行く場合はタクシーをチャーターすることになるので、ツアーよりも高くつきます。ツアーの場合は効率よく回ることができますし、建築物だけではなく線香とノンラ―の村やマーシャルアーツの鑑賞などもついて、見どころは多々あります。フエは何日も滞在するところではないので、半日もしくは1日ツアーに参加して素早く見どころを押さえるのがいいでしょう。

フエに訪れる日本人旅行者は、ダナンとの2都市、もしくはホイアンとの3都市周遊をされる方が多いです。もし3都市を周遊するのであれば、ダナンに1泊、ホイアンとミーソン遺跡を1日楽しんだあと、ダナンに再び戻り、翌朝フエに発ち、現地で一泊。そしてダナンに戻るのが最短で3都市を楽しむポイント。弾丸になりますが3泊4日から満喫することができます。

ゾウは特別な存在だったことが分かります。		ミンマン帝廟
阮朝王宮の砲台		マーシャルアーツ。ツアーならではの名所です
こちらもツアーで行くことができます		線香村

フエ世界遺産が眠るフエ。ベトナム最後の王朝の歴史を辿ろう Googleマップで見る

５、ハロン湾

Ⓒウィキメディア

最後に紹介するのはハロン湾。ベトナム最大の世界遺産といわれている世界で注目されている観光エリアですね。そのハロン湾はハノイから車で3時間ほど南下したところにあります。個人で行くこともできますが、ハロン湾に着いたら自力で船を探す必要があります。ビギナー旅行者はぼったくりにあったり、想像していたのとは違う残念な周遊になる可能性もあります。ハノイ市内のどの旅行会社もハロン湾のクルージングツアーは催行していますので、複数の客船から選ぶことができるでしょう。

鍾乳洞。かつては人も住んでいました

雄大な景色

いかがでしたか。今回紹介した5つの観光エリアは、どこもベトナムのメインとなる観光エリアでありながら、また、ツアーで行くのが最適な場所でもあります。ビギナー旅行者でも満足できる旅ができるのがベトナムのいいところ。以上、ベトナムナビがお届けしました！