この時期の観光旅行は南部地方で決まり!!
こんにちは、ベトナムナビです。3月と4月は日本では春先。学生の卒業旅行の季節となりますね。ベトナムは9月卒業なので、此の時期に目立ったイベントは特にありませんが、旅行客にとっては朗報もあります。ベトナム南部はこの3月4月が観光旅行に最も適したシーズンとなります。南部と言えばベトナム国内で最も観光エリアとして人気のあるホーチミンをはじめ、数々の自然を体感できるエリアがあります。ナビのおすすめエリアも交えて3月と4月のベトナム観光情報をお届けします!
カレンダー編
3月8日 女性の日(祭日)国際婦人デー。レディファーストが微妙に定着しているベトナムでも、この日はカップルにとっては特別な日に。男性が女性に花束やプレゼントを贈り、夜は公園や洒落たカフェ、バーなどで肩を寄り添います。見ているこっちが恥ずかしくなるくらいラブラブな光景は、微笑ましくもあります。
4月28日 フン王命日(祝日)フン王はベトナムを建国した伝説の王。フン王の父親は龍で、母親仙女とされています。北部にあるフン寺にはホーチミン主席も訪れたことがあり、現在も現地人に親しまれています。命日は旧暦3月10日とされていて2015年は4月28日が該当します。
4月30日 南部開放記念日(祝日)ベトナム戦争が事実上終結した日となります。この日に北ベトナム軍は大統領官邸に戦車で突入し、戦争が終結。大統領官邸はのちに「統一会堂」と名を改め、現在ではホーチミンの象徴として観光スポットになっています。
天気・気候編
3月と4月は全国的に乾季となりますので、晴れ渡った日が続きます。しかし、北部ハノイは早晩冷え込みますので、長袖が必要。中部も日中は暖かい陽気ですが、場所によっては肌寒く感じることもあります。一方、南部及び中南部は絶好の観光シーズン。雨を気にする必要はありませんので、存分にアウトドアを楽しんでください。
<北部>
平均気温 23度 降水量 80mm
<中部>
平均気温 26度 降水量 20mm
<南部>
平均気温 30度 降水量 40mm
ピックアップニュース
今回はエアの方で2つニュースをピックアップ。
1、ベトナム初のアフリカ直行便就航3月30日から、ケニア航空が就航開始。ハノイとナイロビを直行便で結ぶこととなります。
2、ベトジェットがホーチミンとドンホイを結ぶ!格安航空会社「ベトジェットエア」が、4月29日よりホーチミン~ドンホイ間の就航を開始します。ドンホイは世界遺産フォンニャケバン国立公園があるエリア。世界最大を誇るフォンニャ洞窟も年々公開エリアが増えてきていますので、観光インフラも整いつつあります。
3月&4月の過ごし方
3月と4月の南部、中南部は雨の心配があまりなく、湿度も高くないので、素晴らしい観光日和が続きます。メコンデルタや山岳地帯、ビーチエリアといったアウトドアスポットへ行く人もいるかと思いますが、日焼けや虫除け対策は必須。特に昨年日本を騒がせたデング熱は、ベトナムでも多く見られますので、あまり肌を露出した格好で出歩かないようにお願いします。
●バックパッカー街ホーチミン市内にはバックパッカーの人たちに有名なファングーラオエリアがあります。ファングーラオ通り、デタム通り、ブイビエン通りの3つの道を目抜き通りに持ち、それぞれツアーデスクやレストラン、カフェなどが軒を連ねています。多国籍の人々が集まるので、ちょっと治安は良くありませんが、スパイシーなナイトスポットも多々あります。一泊20ドル以下の安宿も多数あるので、旅費を節約したい方にもおすすめです。
インドシナ半島を横断、もしくはベトナムを縦断するバックパッカーの聖地
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さまざまな外国人が集まります
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ツアーデスクも多数。航空券やバス、鉄道のチケットも購入できます
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オープンエアのカフェでまったり時間を過ごすのもおすすめ
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●メコンデルタ地方ホーチミン郊外ホーチミン観光客の多くは、メコンデルタ地方へのツアーに参加されることかと思います。せっかく東南アジアに来たのだから、世界的に有名なメコン川はこの目で見たいところですね。3月4月はもちろんメコンデルタ地方も快晴が続きます。玄関口のミトー、ベンチェー、カントー、ロンスエン、ソクチャンなど各町並みを追いかけるように旅するのもいいかもしれませんね。メコンデルタ地方の旅ができれば、個人旅行上級者となります(笑)。
ホーチミン郊外ではベトナム戦争の激戦区であったクチトンネル、新興宗教のカオダイ教などがツアーにあります。どちらも個人で向かうのはちょっと大変なので、ツアーを利用するのがベスト。メコンデルタ地方のミトーやベンチェーと一緒に回る1日ツアーが各社で催行しているので、こちらもおすすめです。
現地でツアーに参加される方は、バックパッカー街のデタム通りに、これらのツアーを扱っているデスクがあります。
●ニャチャン中南部ニャチャンはホーチミン市から寝台列車で9時間、バスで11時間程度の所要時間。世界でも名が知られているビーチエリアで、ベトナム国内における外国人観光客のリピート率はNO1。非常に多くの外国人に支持されています。観光スポットはビーチだけではなく、遺跡、テーマパーク、マーケット、景観地と多く、飽きることのない滞在時間をおくることができるでしょう。
夜の海辺の散歩も乙なものです
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ニャチャングルメもいただきましょう!
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ヴィンパールランド。ベトナム屈指のテーマパークです
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噂の泥温泉。現地人にも外国人旅行客にも親しまれています
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●ムイネーホーチミンからバスで5時間。ムイネーは砂丘で有名な観光エリアですが、ビーチも近く、通り沿いにはバンガロータイプの宿泊施設が並ぶことからリゾート地帯として人気があります。海は目前で、海水浴客はそれほどいないので、ほぼプライベートビーチとなります。夜の静かな海を散歩したり、深夜まで営業しているバーでカクテルを飲んだりと、大切な人と素敵な夜の時間を過ごすことができます。恋人にピッタリのエリアです。
目抜き通り沿いに広がるムイネービーチ
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チャンパの遺跡を見学に
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バンガローでロマンティックな夜を
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もちろん夜はシーフードを!
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ピックアップグルメ
こちらは「タンジェリン」。ミカンの大きいバージョンですね。3月と4月が旬となり、これを逃すと次にお目にかかれるのは秋以降。市場で見つけたら、是非試食してみてください。
いかがでしたか。南部旅行はハイシーズンとなります。4月下旬以降日本とベトナムはゴールデンウィークに突入しますので、観光エリアは混雑が予想されます。是非事前にプランを練ってベトナムへお越し下さい。以上、ベトナムナビがお届けしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-02-25