ホーチミンプラス他1都市に行くならどこ?2泊3日の一押しエリア

ホーチミンとは打って変わる町を探索!一押し5つのエリア

こんにちは、ベトナムナビです。一週間程度のホーチミン旅行を計画している人は、ホーチミンにもう一つ別都市を併せてみてはいかがでしょうか。ベトナムといえばホーチミンやハノイといった大都市をイメージしがちですが、まだまだ発展途上のベトナムは素朴な小さな町もたくさん。そんな町並みを気ままに歩くのも異国情緒があっていいものです。そこで、今回はホーチミンから2泊3日で楽しめるナビ一押しの観光エリアをご紹介したいと思います。

メコンデルタの大都市「カントー」

カントーはメコンデルタ地方最大の都市であり、政府が直接管理する中央直轄市です。ホーチミンからバスで5時間程度で行くことができ、旅慣れた欧米人旅行者には高い支持を得ています。同都市の最大のハイライトは何と言っても水上市場。日本ではまず見ることができない大小合わせて数百の問屋船が行き交い、商品を売買します。その光景はまさに圧巻。迫力ある商船と取引の様子、そして水上で生活する人たちを間近で見ることができます。
その他にもカントー川沿いに建つカントー市場は服飾雑貨を売る外国人向けのスポット。さらに南下すると庶民の香り漂うタンアン市場。メインストリートのホアビン通りには複数の博物館と近代的なスーパーマーケットなどもあります。また、メコンデルタの郷土料理も美味。マムカーを使ったクセのある鍋&麺料理や、ベトナム料理に欠かせないライスペーパーなどが特産です。カントー行きのツアーは水上市場を見学できるものがありますが、扱っている旅行会社はごく少数。基本は自力で行くことになります。ただし、それほど敷居は高くなく、バスに乗ってカントーにさえ行くことができれば、あとは宿泊先のホテルスタッフにお願いや相談したりして何とかなるものです。
カントー川

カントー川

タンアン市場

タンアン市場

バンガローで宿泊するのも

バンガローで宿泊するのも

名物もたっぷりといただきましょう

名物もたっぷりといただきましょう

ディナークルーズもあります

ディナークルーズもあります

カントー市場のライトアップ

カントー市場のライトアップ

国境に接する離れ小島「フーコック島」

まだまだ外国人の知名度は高くありませんが、ホーチミン在住外国人の間では人気の観光エリア。離れ小島のフーコック島はメコンデルタ地方に属し、ベトナム最西端の位置。アクセスはホーチミンからバスに乗ってひたすら西へ向かい、ハティエンという町から船に乗って行く方法がありますが、これはバックパッカールート。通常はホーチミンから国内線に乗って小一時間でスマートに行くのがいいでしょう。フーコック島はベトナム人の間では「ベトナムで最も美しいサンセットを眺めることができる場所」とも言われていて、夕暮れの海に沈む太陽は非常に美観。サンセットを眺めながらディナーを獲れるレストランも人気です。
滞在の過ごし方は、基本は自然を享受したアウトドア観光が普通。特産のヌクマムを作る工場やコショウ畑を見学したり、養殖が盛んな真珠養殖工場に行ったり、あとは海水浴ももちろんおすすめ。透明度は高く、タイランド湾の温かな水温は年間を通して泳ぎやすいです。海辺には決まって海の家のような小屋食堂があり、そこで安くシーフードを食べることができます。「高くてもいいからリゾート雰囲気重視!」という方はナイトマーケットでシーフードを食べましょう。値段は外国人価格ですが、どれもホーチミンでは食べることができない巨大なサイズの魚介が並んでいます。
早朝の市場

早朝の市場

石山殿付近

石山殿付近

ウニも食べ放題

ウニも食べ放題

漁船の村

漁船の村

ナイトマーケット

ナイトマーケット

サファリパーク

サファリパーク

2018年注目の観光エリア「バンメトート」

手つかずの自然が多く残るバンメトートは、ホーチミンからバスで9時間、もしくは国内線で1時間。バスは長旅となるので、貧乏旅行やバス旅がよほど好きな人以外はおとなしく飛行機で行くのが賢明と言えそうです。バンメトートはガイドブックでは数ページ程度しか紹介されていませんが、現地に行ってみるとフランス人やロシア人観光客を多くみることができます。バンメトートでは「ゾウ乗り体験」と「少数民族」の2つをキーワードに出かけるといいでしょう。ヨックドン国立公園やブオンドン村ではゾウに乗ったりエサをあげたりすることができます。また、バンメトートにはエデ族やムノン族、ザライ族といった少数民族も多く暮らしているため、彼らの民芸品を買ったり、民族料理を楽しむのもここでのポイント。
バンメトートの町は小さく、めぼしい名所となるカイドアン寺、バンメトート市場、ダクラック博物館などはすべて徒歩で行くこともできるほど。町の中心ロータリーにある戦車と戦勝記念碑を観光の拠点としてタビマップを見るといいでしょう。名所がそれほどあるわけではありませんが、郊外エリアに散らばっているので、満喫するには2泊3日は必要かなと思います。また、自然の中を歩くこともあるので、デング熱対策に虫よけスプレーを持参したり、肌を隠すため長袖長ズボンを着用するなど、ホーチミンとは異なる準備も必要です。ただ、標高高い場所なので、気温はそれほど上がりません。ホーチミンの南国の気候とは少しの間別れを告げることができます。
少数民族の家

少数民族の家

ロングハウスに住んでいるエデ族

ロングハウスに住んでいるエデ族

町中

町中

ムノン族が経営しているレストラン

ムノン族が経営しているレストラン

郷土料理を召し上がれ

郷土料理を召し上がれ

夜は市場周辺に屋台が出没します

夜は市場周辺に屋台が出没します

ホーチミンと相反するハイランズエリア「ダラット」

ダラットは標高の高い山の麓で形成された小さな町。ダラットといえば、ベトナム人にとってはハネムーン先として知られています。ハイランズ特有の気候は年間を通して涼しく、在住日本人の間では「ベトナムの軽井沢」として人気です。アクセスはホーチミンからバスで約6時間、もしくは国内線で1時間となります。ただし、飛行機の場合はダラット空港から市街地までタクシーで1時間程度かかるので、アクセスの便はけっしてよくありません。
現地の過ごし方は、とにかく時間を持て余すようなゆとりのある観光プランを立てるのが吉。慌ただしく名所巡りをするのはダラットには似合いません。一時間や二時間スアンフーン湖の湖畔に建つカフェで湖を眺めながらゆっくりと過ごしたり、町の片隅にある場末の路上カフェで読書に耽ったりするのも一人旅であればいいでしょう。アウトドアツアーでは滝を見学できたりゾウ乗り体験ができるプレン滝や、少数民族が民芸品を売るランビアン山などがおすすめ。恋人同士であればカラフルな花が咲くダラット市ガーデンや愛の盆地とダティエン湖などが一押し。ガイドブックに載っている名所を一つでも多く巡ろうとするよりは、市内をゆっくりと散策する時間を多めにとるのが満喫するポイントとなるでしょう。
市内の町並み

市内の町並み

ダラット市ガーデン

ダラット市ガーデン

列車に乗って隣町へ

列車に乗って隣町へ

のどかな町

のどかな町

プレン滝

プレン滝

名物も堪能

名物も堪能

非現実的な砂丘を目の前に「ムイネー」

最後は砂丘と海の町ムイネー。ホーチミンからバスで6時間。2018年現時点で空路はありません。バスで6時間というとかなり体力が必要と思いますが、実際のところはひと眠りすれば意外と早く到着します。寝台バスを選べばなおさらです。ムイネーは日本人にはまだまだ知られていませんがロシア人やフランス人、オーストラリア人には人気の高いベトナムのメジャーな観光エリアです。ムイネーの町は小規模で、旅行者が滞在の拠点として活動するのはグエンディンチウ通りの一本のメインストリートのみ。2泊3日もあれば有意義なリゾートライフをおくることができます。
ムイネーのハイライトは何と言っても広大な砂丘が広がるイエローサデューンとホワイトサデューン。前者はグエンディンチウ通りからほど近く、ホワイトサデューンは郊外となるので、タクシーを半日チャーターするか、ツアーデスクからオプショナルツアーを申し込むことになります。それ以外でもマーブル模様の石灰岩が両脇に連なるフェアリーストリームやチャンパ王国の遺跡チャム塔、中世フランスをイメージした宮殿風の建物ワインキャッスルなど、観光客を楽しませてくれる名所はいくつもあります。また、ホテルからのぞくことができる海で海水浴をするのもいいでしょう。
海の見えるオープンレストラン

海の見えるオープンレストラン

新鮮な海の幸を

新鮮な海の幸を

チャム塔

チャム塔

のどかな田舎町風情も感じます

のどかな田舎町風情も感じます

オープンカフェで南国タイムを

オープンカフェで南国タイムを

夜はリゾートライフを楽しんで

夜はリゾートライフを楽しんで


いかがでしたか。ホーチミンから2泊3日で行けるナビ一押しエリアをご紹介しました。近年はベトナムからの直行便も増えてきて、ますます行きやすくなってきています。一週間程度の滞在を考えている方は、ここで紹介した他都市を一つピックアップしてみてはいかがでしょうか。以上、ベトナムナビがお届けしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-01-25

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